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単行本

イギリスの工場・日本の工場

——労使関係の比較社会学

定価

3,962

(10%税込)
ISBN

978-4-480-85242-7

Cコード

0050

整理番号

1987/10/14

判型

A5判

ページ数

514

解説

内容紹介

「終身雇用・年功序列」を中核とする日本的労務管理は崩壊するのか。その答は,日英を代表する二大工場、日立vs.English Electricの比較研究が鋭く描き出す「日本的経営」の原像の中にある。労働組合は生き残れるか。

目次

第1部 「工場」(4工場の概観
労働者―その構成、および採用・訓練方式
賃金
労働組合―その成員と組織
イギリスの労使関係
日本の労使関係
労使関係の要約
コミュニティとしての企業
権限、機能および身分
二つの雇用システム
いくつかの関連領域)
第2部 収斂の可能性(「日本的雇用システム」と最近の変化の傾向
イギリスは追いつくか)
第3部 過去と未来(日本的雇用システムの諸源泉
後発効果)

著作者プロフィール

ロナルド・ドーア

( どーあ,ろなるど )

1925年生まれ。イギリスの社会学者。専攻は日本の経済および社会構造、資本主義の比較研究。ロンドン大学名誉教授、同志社大学名誉文化博士、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス特別研究員、英国学士院、アメリカ芸術科学アカデミー会員、日本学士院客員。社会学のみならず、経済学、人類学、歴史学、比較産業研究の各分野に貢献した。主な著書に『イギリスの工場・日本の工場』(筑摩書房)、『働くということ』『金融が乗っ取る世界経済』(いずれも中公新書)、『誰のための会社にするか』(岩波新書)、『日本型資本主義と市場主義の衝突』(東洋経済新報社)

山之内靖

( やまのうち・やすし )

1933-2014年。東京大学経済学部卒業後、東京大学大学院社会科学研究科博士課程修了。東京外語大学名誉教授、フェリス女学院大学名誉教授。経済学博士。専門は、現代社会理論、歴史社会学。著書に『イギリス産業革命の史的分析』『マルクス・エンゲルスの世界史像』『社会科学の方法と人間学』『現代社会の歴史的位相』『マックス・ヴェーバー入門』など。

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