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単行本

悪夢の選択

——文明の社会学

井上俊

著
定価

2,350

円
（10％税込）
ISBN

978-4-480-85627-2

Cコード

0036

整理番号

1992/10/23

判型

四六判

ページ数

224

頁
解説

内容紹介

不可視の内部を持つ者同士が頻繁に接触し、さまざまの関係を取り結ぶ複雑で流動的な現代社会では、コミュニケーションは見せかけや偽装などのレトリックを必要とする。しかし、このような社会を思想史的に展望するならば、超越的な理念、懐疑と自省を無視できなくなるだろう。

目次

１　悪夢の選択―『闇の奥』の文明論
２　老いのイメージ
３　芸術社会学の形成
４　日本文化の１００年―「適応」「超越」「自省」のダイナミクス
５　ストレンジャーの文化
６　うそ現象へのアプローチ
７　紳士の対話―プラトンのコミュニケーション論
８　「神の国」の平和―アウグスティヌスのコミュニケーション論

著作者プロフィール

井上俊

（ いのうえ・しゅん ）

1938年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。現在大阪大学名誉教授。社会学者。著書に、『死にがいの喪失』『遊びの社会学』『悪夢の選択――文明の社会学』編著に、『社会学ベーシックス』（全11巻）、訳書に、コリンズ『脱常識の社会学』（共訳）など多数。

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