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単行本

なぜ人は走るのか

——ランニングの人類史

人類は走るために 進化した。

人類は走るために進化し、常に走り続けてきた。ランニングの何がこれほど人を魅了するのか。古今東西の記録をたどり、人にとって「走る」ことの意味と魅力に迫る。

定価

2,970

(10%税込)
ISBN

978-4-480-85798-9

Cコード

0075

整理番号

2011/12/08

判型

四六判

ページ数

400

解説

内容紹介

大地を駆け抜けていくための優美な躍動感と筋肉の巧みな調和。人類は走るために進化し、走ることによってさらなる進化を遂げた。長い人類史のなかで、人はさまざまな理由で走ってきた。援軍を求めるため、勝利を伝えるため、神に祈りを捧げるため、もっと速く、もっと遠くへ―それはいつしか限界への挑戦に変わり、いまやサハラ砂漠二四〇kmや南極二五〇kmの走破に挑む人々がいる。いったい人はなぜ、そうまでして走るのか。古今東西、走り続けてきた人類の記録をたどり、人間にとって「走る」ことの意味と魅力に迫る。

目次

伝令と先触れ
人類の本質的な特徴
神々に捧げるレース
古代ローマの競技会
象との競走
走る修行僧
賭けレースと時計の発明
フランス啓蒙主義も走る
一九世紀の飽くなき挑戦者
アマチュア精神の希求〔ほか〕

著作者プロフィール

トル・ゴダス

( ごだす,とる )

1965年、ノルウェーのオスロ出身。専門は民俗学と文化史。著書に「The Gypsies」、「The First in the Race: The History of Cross-Country Skiing in Norway」、「Ski Makers: The History of Norwegian Skis」など。

楡井浩一

( にれい・こういち )

1951年生まれ。英米ノンフィクション翻訳家。訳書に、ザカリア『アメリカ後の世界』スティグリッツ『フリーフォール』(以上、徳間書店)ダイアモンド『文明崩壊』シュローサー『ファストフードが世界を食いつくす』(以上、草思社)(徳間書店)などがある。

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