レベッカ・ウラッグ・サイクス
( れべっか・うらっぐ・さいくす )レベッカ・ウラグ・サイクス:考古学者。2010年、イギリスのネアンデルタール人後期の証拠をまとめて博論を提出。本書が初めての著作だが、19カ国語に翻訳され世界的に大きな反響を呼んでいる。
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3,960
円978-4-480-86094-1
0045
2022/10/06
四六判
632
頁ネアンデルタール人の生活はどうなっていたのか、どのようにして愛を育み、死んでいったのか。どんな文化を持っていのか。最新の科学的知見を用いて探求していく。その筆致はネアンデルタール人への親愛に満ち、生きた姿を描きだす。
一例をあげると、著名な「シャニダール1号」と呼ばれる個体は、盲目で片方の耳が聞こえず片腕のない不自由な身体だったが、おそらくは仲間の治療によって生き延びたと考えられている。病人や高齢者が集団内でケアされ、育児なども世代間で協力しあった可能性が指摘されている。
ユヴァル・ノア・ハラリをして「ネアンデルタール人について読むならこれ一冊で十分」と言わしめた、ネアンデルタール人研究の決定版。
最初の顔
川が木を倒す
成長する体
息づく体
氷と火
岩石は残る
物の世界
食べて生きる
ネアンデルタール人の住居
あの土地へ
美しい物
内なる心
さまざまな死に方
血の中のタイムトラベラー
結末
不滅の家族
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