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単行本

呑めば、都

——居酒屋の東京

居酒屋ナショナリスト宣言!

自称「居酒屋ナショナリスト」の著者が、酒にどっぷり身を浸しつつ、古きよき呑み屋の残る町を「現地調査」! 赤提灯と東京の町への愛溢れる東京千鳥足遍歴。

定価

2,310

(10%税込)
ISBN

978-4-480-86418-5

Cコード

0095

整理番号

2012/10/24

判型

四六判

ページ数

352

解説

内容紹介

愛すべき日本の酒、東京の町。赤提灯に誘われ、酒と町の歴史にどっぷり身を浸した現地調査体験記。

目次

第1章 セーラー服とモツ焼き(溝口)
第2章 おけら街道のヤケ酒(府中・大森・平和島・大井町)
第3章 パラダイス三昧(洲崎・木場・立川)
第4章 カウンター・カルチャー(赤羽・十条・王子)
第5章 八軒ハシゴの一夜(お花茶屋・立石)
第6章 焼き台前の一等席(西荻窪・吉祥寺)
第7章 Le Kunitachi(国立)

著作者プロフィール

マイク・モラスキー

( もらすきー,まいく )

1956年米国セントルイス市生まれ。シカゴ大学大学院東アジア言語文明学研究科博士課程修了(日本文学で博士号)。ミネソタ大学教授を経て、現在、一橋大学大学院社会学研究科教授。日本語の著書に『戦後日本のジャズ文化』(青土社、サントリー学芸賞受賞)、『占領の記憶/記憶の占領』(鈴木直子訳、青土社)、『その言葉、異議あり!』(中公新書ラクレ)、『ジャズ喫茶論』(筑摩書房)などがある。

この本への感想

著者の多才さ、情熱と論理性、居酒屋に代表される街、社会への想い、日本酒への愛情などがぎっしりと詰まった一冊。一気に読んでも二日酔いにはならないが、自分の適量を考えてちびちびと読むのもよい。ときに歯止めがかからなくなって、「もう1章行こう!」というのも一興。
居酒屋と街めぐりを軽妙な筆でつづった前半から、徐々に東京という都市、街の成り立ちと変遷、社会の変化が主題とも読める後半。全体を通じて日本酒の銘柄や味、つまみ、常連顧客、店、店主、居酒屋のある街の過去、種々の出来事とそれが与えた陰影がじっくり味わえる一冊。居酒屋主義を支援するもの言うべきである、「書を抱えて居酒屋へ行こう。もう一軒はもう一冊。」

as

さん
update: 2012/12/12

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