loading...

単行本

秩序の夢

——政治思想論集

政治思想史研究の 新たな視座を切り拓く最新論集

時代の奔流にあらがい、来るべき時代を見据えて紡がれた、政治への思考。丸山眞男、中井正一、和辻哲郎ら思索者たちの軌跡をたどり、隠された可能性を指し示す。

定価

3,960

(10%税込)
ISBN

978-4-480-86422-2

Cコード

0031

整理番号

2013/03/18

判型

四六判

ページ数

368

解説

内容紹介

時代の奔流にあらがい、来るべき時代を見すえて紡がれた、政治への思考。丸山眞男、中井正一、和辻哲郎ら思索者たちの軌跡をたどり、隠された可能性を指し示す。政治思想史研究の、新たな視座を切り拓く最新論集。

目次

1 美と秩序をめぐって(二つの樹の絵―中井正一と日本美術
大いなる切断―中井正一の秩序構想
古き日本のアルカディア―J.マックマレンによる熊澤蕃山研究
和辻哲郎の「古代」―『古寺巡礼』を中心に:時と風―坂部恵追悼
「為し能ふ」ことの不思議―カントと和辻哲郎
社交への意志
廃墟のモーリス・ラヴェル
洞窟としての世界)
2 政治を超えるもの(「不思議の世界」の公共哲学―横井小楠における「公論」
帝国の倫理―後藤新平における理想主義
「政治」の運命―『大百科事典』刊行七十周年によせて
混沌への視座―国家と暴力wめぐって
「大正百年」としての現在―都市と大衆、そして震災
恐怖とのつきあい方)
3 歴史の時間(歴史家の夢―平泉澄をめぐって
回想と忘却―丸山眞男の『神皇正統記』論
語りの時間―牧野伸顕『回顧録』と吉田健一
「関節が外れてゐる」時代―吉田健一『日本に就て』解説)

著作者プロフィール

苅部直

( かるべ・ただし )

1965年東京都生まれ。東京大学教授。専門は日本政治思想史。著書に『光の領国 和辻哲郎』(岩波現代文庫)、『丸山眞男――リベラリストの肖像』(岩波新書、サントリー学芸賞)、『鏡の中の薄明』(幻戯書房、毎日書評賞)、『秩序の夢』(筑摩書房)など。

お詫びと訂正

2013年3月刊行の『秩序の夢』カバー装画、
奥山儀八郎「左傾直立」は松戸市教育委員会が所蔵するものです。
本書中に所蔵者を明示せず、関係各位にご迷惑をおかけ致しました。
お詫び申し上げます。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「単行本」でいま人気の本

いま話題の本