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単行本

どうして男はそうなんだろうか会議

——いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-86479-6

Cコード

0036

整理番号

2022/08/09

判型

四六判

ページ数

272

解説

内容紹介

 非モテの苦しみ、マウント合戦、マチズモ、男同士のケアの不在……。どうして男はそうなんだろう? この問いをめぐって、編著者がゲストとあれこれ語り合う。ゲストはいずれも、現代日本の男性のあり方をめぐって、鋭くも深い発言をしてきた方たち。
 すなわち、『マチズモを削り取れ』の著者でライターの武田砂鉄さん、『迫りくる「息子介護」の時代』の著者で男性性研究・ケア研究がご専門の平山亮さん(大阪市立大学准教授)、『男の絆』の著者で性的マイノリティを専攻している前川直哉さん(福島大学特任准教授)、DV加害者研究をしてきた中村正さん(立命館大学教授)、『「非モテ」からはじめる男性学』の著者で男性学が専門の西井開さん(立命館大学大学院人間科学研究科博士課程)、そして編者も務める文筆家の清田隆之さんだ。
冒頭で触れた5つのテーマのほか、「男同士の絆」、男の性と体などを取り上げ、ゲストとそれぞれ語りを深めていく。この一冊を読めば、現代日本の男たちの「現在地」が分かるだけでなく、「これから」が見えてくる、充実の一冊(を目指す)。
 巻末には編者2人によるブックガイドを付す。

目次

第1章 「男子バキバキ脳」からの脱却―「自分の身体はこういうものを喜ぶ」を知ろう
第2章 「非モテ」の諸相と、「これから」のこと―自己否定でも開き直りでもなく自分を「開く」語りの可能性
第3章 男性性と暴力―コミュニケーションに潜む加害と被害の両面から考える
第4章 男性が乱用しがちな「構造的な優位」とは?―その「優位」を利用しない手立てを考えよう
第5章 「誰でも差別し得る」という出発点―「男性中心社会」日本と性的マイノリティ
第6章 すぐそこにあるマチズモ―あの手この手で「マッチョ連合」を突き崩せ!

著作者プロフィール

澁谷知美

( しぶや・ともみ )

澁谷知美(しぶや・ともみ)1972年、大阪市生まれ。東京大学大学院教育学研究科で教育社会学を専攻。現在、東京経済大学全学共通教育センター教授。博士(教育学・東京大学)。ジェンダーおよび男性のセクシュアリティの歴史を研究。共著に『性的なことば』 (講談社現代新書)など、単著に『日本の童貞』(河出文庫)、『平成オトコ塾――悩める男子のための全6章』『日本の包茎――男の体の200年史』(以上、筑摩書房)、『立身出世と下半身――男子学生の性的身体の管理の歴史』(洛北出版)がある。

清田隆之

( きよた・たかゆき )

清田隆之(きよた・たかゆき)1980年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。恋愛とジェンダーの問題を中心に執筆活動を展開。桃山商事としての著作に『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』(文庫ぎんが堂)、共著に『大学1年生の歩き方――先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ』(左右社)、単著に『よかれと思ってやったのに――男たちの「失敗学」入門』(晶文社)、『さよなら、俺たち』(スタンド・ブックス)、『自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと』(扶桑社)などがある。

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