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単行本

日本映画の現場へ

——リュミエール叢書 3

定価

2,424

(10%税込)
ISBN

978-4-480-87162-6

Cコード

0074

整理番号

1989/07/31

判型

四六判

ページ数

400

解説

内容紹介

誕生する、その瞬間を見届けること。精力的に撮影現場をたずね、日本映画の現在を探り続けてきた著者が、ずばぬけた面白さに満ちあふれる現場ルポを、ここに集成。シネアストたちの魅力的な横顔、熱い肉声が、読者を一気に〈映画〉の核心へとひき込む。

目次

中島貞夫の現場へ―『制覇』 やくざ映画の復活か、映画の夢の蘇生か
三村晴彦の現場へ―『天城越え』 大型新人の映画的情熱の行方
小沼勝の現場へ―『縄と乳房』 官能的な映画の肉体が誕生するとき
田中登の現場へ―『丑三つの村』 ヤバイ魅力の映画が挑発する
横山博人の現場へ―『卍』 関係の渦が関係のドラマを生む
森田芳光の現場へ―『家族ゲーム』 新しいタイプの映画職人が行く
神代辰巳の現場へ―『もどり川』 無頼の歌人に熱い映画魂を託して
工藤栄一の現場へ―『逃がれの街』 青春の日常からハードボイルド活劇へ
伊藤俊也の現場へ―『白蛇抄』 エロチシズム映画と映画的エロスと
森崎東の現場へ―『生きているうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』 映画的エネルギーが爆発する狂騒曲
石井聡亙の現場へ―『逆噴射家族』 破天荒な“家族アクション映画”の出現
崔洋一の現場へ―『友よ、静かに瞑れ』 映画精神としてのハードボイルド
井筒和幸の現場へ―『二代目はクリスチャン』 “虚構の虚構”のエロスが弾む
鈴木則文の現場へ―『大奥十八景』 “摩訶絶品”の娯楽映画を求めて
沢井信一郎の現場へ―『めぞん一刻』 監督と女優の闘い、そして遊び心
相米慎二の現場へ―『光る女』 転変を生きることのダイナミズム
山下耕作の現場へ―『竜馬を斬った男』 悲しく魅力的な1匹の鬼が出現する
深作欣二の現場へ―『華の乱』 面白さへむけて闘う祭り
宙吊りの楽しさに魅せられて―『日本映画の現場へ』の現場〈対談〉蓮実重彦・山根貞男

著作者プロフィール

山根貞男

( やまね・さだお )

1939年生まれ。映画評論家。映画批評誌「シネマ69」創刊に参加。その後も映画批評、映画人への聞き書きなどを続ける。空前の大著『日本映画作品大事典』の編纂もつとめた。

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