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定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03792-3

Cコード

0193

整理番号

-37-2

2002/12/10

判型

文庫判

ページ数

432

解説

内容紹介

孤独の中で生まれた閃光にも似た作品群。謎の作家の全容。

目次

青いくし
あさ
悲しみの頃
悲しみを求める心
無風帯から
花束
詩「嵐の夜空」
空気草履
露の珠
頚飾をたずねて
少女(おとめ)ララよ―伝奇物語
「琉璃玉の耳輪」
琉璃玉の耳輪
アップルパイの午後
映画漫想1?6
「蒼馬を見たり」評
杖と帽子の偏執者
新秋名果
春の短文集
大田洋子と私

著作者プロフィール

尾崎翠

( おさき・みどり )

1896-1971。鳥取の生まれ。女学校時代に「文章世界」へ投稿を始める。故郷での代用教員ののち上京、日本女子大に入学、「無風帯から」を発表。女子大中退後、文学に専念、「アップルパイの午後」「第七官界彷徨」で一部の注目をあびる。昭和7年の帰郷後、音信を絶つ。戦後一時、行商をしていた。ついで老人ホーム。「第七官界彷徨」があらためて発見されたのちも、面会を固辞、ひっそりと死去。

中野翠

( なかの・みどり )

コラムニスト、エッセイスト。早稲田大学政経学部卒業。新聞社でのアルバイト、出版社勤務を経て文筆業へ。社会・事件に関する批評のほか、映画や本、落語に関する文章で知られる。1985年、「サンデー毎日」に連載開始、現在も継続中。週刊文春「シネマチャート」評者の一人でもある。著書に、『中野シネマ』(新潮社)、『この世には二種類の人間がいる』(文藝春秋)、『今夜も落語で眠りたい』(文春新書)、『アメーバのように。私の本棚』『小津ごのみ』(共にちくま文庫)、『ごきげんタコ手帖』『金魚のひらひら』『みずいろメガネ』(共に毎日新聞社)『この世は落語』(筑摩書房)など多数。

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