谷川渥
( たにがわ・あつし )谷川 渥(たにがわ・あつし):美学者、文学博士。1978 年、東京大学大学院人文科学研究科美学芸術学専攻博士課程修了。國學院大學文学部教授、杭州師範大学客座教授、京都精華大学客員教授などを歴任。日本近代芸術史の諸問題を踏まえながら、マニエリスム・バロックからモダニズム、現代美術にいたる広範な領域を視野に収め、美学原理論、芸術時間論、だまし絵論、シュルレアリスム論などの批評活動を展開。著書に『美学の逆説』『芸術をめぐる言葉』『鏡と皮膚』『図説だまし絵』『肉体の迷宮』『幻想の花園』『ローマの眠り』『三島由紀夫 薔薇のバロキスム』など多数。ロザリンド・クラウス『アヴァンギャルドのオリジナリティ モダニズムの神話』などの翻訳がある。