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ちくま学芸文庫

フーコー・コレクション フーコー・ガイドブック

ブックガイド・キーワード解説・講義録など ここから始めて全部が読める 必携の一冊!

20世紀の知の巨人フーコーは何を考えたのか。主要著作の内容紹介・本人による講義要旨・詳細な年譜で、その思考の全貌を一冊に完全集約!

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08997-7

Cコード

0110

整理番号

-12-8

2006/11/08

判型

文庫判

ページ数

336

解説

内容紹介

我々が生きている時代を考えるために必要な知の枠組を、根本から変革した20世紀最大の思想家フーコー。本書は、その壮大な思想のエッセンスを集約した必携ガイドブックである。『狂気の歴史』『言葉と物』『知の考古学』『監視と処罰』など主要著作のブックガイドとキーワード解説、フーコー自身が執筆した講義要旨11年分を収録。波乱にみちた生涯を詳述した年譜を付す。『フーコー・コレクション』各巻をはじめ、フーコーの著作を読みたいひとのための、ここから始める一冊。

目次

序 フーコーを読むために
1 思想と著作 ブックガイド・キーワード解説(『狂気の歴史』
『臨床医学』
『レーモン・ルーセル』
『言葉と物』 ほか)
2 講義 コレージュ・ド・フランス講義要旨(研究内容と計画
知への意志(一九七〇‐一九七一年)
刑罰の理論と制度(一九七一‐一九七二年)
懲罰社会(一九七二‐一九七三年) ほか)
3 人と時代 年譜

著作者プロフィール

ミシェル・フーコー

( ふーこー,みしぇる )

1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1969年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没。主著に『精神疾患とパーソナリティ』『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』『知の考古学』『監視と処罰』『性の歴史』がある。

石田英敬

( いしだ・ひでたか)

1953年、千葉県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学、パリ第10大学大学院博士課程修了。現在、東京大学大学院情報学環長、総合文化研究科言語情報科学専攻教授。専攻、記号学・メディア論、言語態分析。特に19世紀以後のメディア・テクノロジーの発達と人間文明との関係を研究。編訳書に『ミシェル・フーコー思考集成(全10巻)』、『フーコー・コレクション(全6巻+ガイドブック)』(筑摩書房)、著書に『知のデジタル・シフト』(弘文堂、編著)『アルジャジーラとメディアの壁』(岩波書店、共著)『記号の知/メディアの知』(東京大学出版会)などがある。

松浦寿輝

( まつうら・ひさき)

1954年、東京生まれ。1980年、東京大学大学院仏語仏文学専攻修士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授(表象文化論)。詩人、作家、映画評論家でもある。2000年、『花腐し』(講談社)で第123回芥川賞受賞。著書に『表象と倒錯』『エッフェル塔試論』『ゴダール』『Y・死・閾』『映画1+1』(筑摩書房)、『半島』(文藝春秋)、『物質と記憶』(思潮社)、『官能の哲学』(岩波書店)、『冬の本』(青土社)など。

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