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ちくま文庫

説得

あきらめた恋ゆえの究極の恋

まわりの反対で婚約者と別れたアン。しかし八年後思いがけない再会が。繊細な恋心をしみじみと描くオースティン最晩年の傑作。読みやすい新訳。

定価

1,045

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42534-8

Cコード

0197

整理番号

-42-7

2008/11/10

判型

文庫判

ページ数

432

解説

内容紹介

准男爵の娘アン・エリオットは二十七歳、独身で、影の薄い存在だ。八年前、周囲から反対されて海軍軍人のウェントワースとの結婚をあきらめたことが、いまだにアンの心に影を落としている。しかし、そんなアンに思いがけない再会が待ち受けていた。イングランドの美しい自然を舞台に、人生の移ろいと繊細な恋心をしみじみと描くオースティン最晩年の傑作。定評ある読みやすい新訳で贈る。

著作者プロフィール

ジェイン・オースティン

( おーすてぃん,じぇいん )

1775-1817 イギリスの小説家。おもに結婚話を題材とした、平凡な日常生活のドラマを皮肉とユーモアをもって描き、完璧な芸術へ高めたと言われる。一見同工異曲の結婚話だが、六冊の長篇小説のヒロインたちはすべてタイプが違い、異なった趣向が凝らされていることも特筆に値する。

中野康司

( なかの・こうじ )

1946年神奈川県生まれ。元青山学院大学教授。オースティンの長篇六作品を個人全訳。ほかに、『ジェイン・オースティンの言葉』(ちくま文庫)、フォースター『アレクサンドリア』(ちくま学芸文庫)、オースティン・リー『ジェイン・オースティンの思い出』など。

この本への感想

以前岩波文庫で読んだ時はボンヤリした印象でしたが
今回 面白く一気に読みました 舞台がライムやバースに移動するのでイギリスの地図を見ながら読みました 簡単な地図を付けて頂けると良かったと思います
中野先生 残る2作 ノーサンガーアベイとマンスフィールドパーク 期待しています(そろそろですか?)

ダーシー

さん
update: 2009/08/05

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