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定価

814

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43413-5

Cコード

0193

整理番号

-41-3

2017/01/10

判型

文庫判

ページ数

272

解説

内容紹介

これまで高校国語教科書に掲載されたことのある、戦争をテーマにした短編小説集。教科書に準じた注と図版を付した。理解を深める名評論も収録。

目次

夏の花(原民喜)
審判(武田泰淳)
夏の葬列(山川方夫)
夜(三木卓)
空罐(林京子)
カプリンスキー氏(遠藤周作)
出征(大岡昇平)
待ち伏せ(ティム・オブライエン)

著作者プロフィール

武田泰淳

( たけだ・たいじゅん )

1912─1976年。東京生まれ。小説家。東京帝国大学支那文学科中退。1934年、魯迅の弟周作人の来日を機に竹内好、増田渉らと「中国文学研究会」を創設。43年、初期の代表作『司馬遷』を刊行。戦後、『蝮のすゑ』(47)『風媒花』(52)『ひかりごけ』(54)『森と湖のまつり』(58)『富士』(71)など話題作を続々発表。また名人芸と称えられる評論集『人間・文学・歴史』(54)『みる・きく・かんがへる』(57)『黄海海に入りて流る』(70)『滅亡について』(71)なども刊行。『武田泰淳全集』増補版全18巻別巻3がある。

山川方夫

( やまかわ・まさお)

山川 方夫(やまかわ・まさお):1930年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院中退。「演技の果て」「海の告発」など5作が芥川賞、『クリスマスの贈物』が直木賞の候補となる。著作に『安南の王子』『愛のごとく』『目的を持たない意志 山川方夫エッセイ集』などがある。「ヒッチコック・マガジン」連載の“親しい友人たち”が探偵小説読者から高く評価される、謎を扱ったショートストーリーの達人でもあった。

大岡昇平

( おおおか・しょうへい)

1909年東京生まれ。1988年に没す。京都大学仏文科卒業。作家。小説に『俘虜記』『野火』『武蔵野夫人』『花影』『幼年』『少年』、戦記文学に『レイテ戦記』、評論エッセイに『中原中也』『わがスタンダール』『証言その時々』などがある。

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