南伸坊
( みなみ・しんぼう )南 伸坊(みなみ・しんぼう):1947年東京生まれ。東京都立工芸高等学校デザイン科卒業、美学校・木村恒久教場、赤瀬川原平教場に学ぶ。イラストレーター・装丁デザイナー・エッセイスト。雑誌「ガロ」の編集長を経て、80年よりフリーとなり、イラストレーション+エッセイで活躍。著書に『私のイラストレーション史』『笑う茶碗』(ちくま文庫)、『おじいさんになったね』(だいわ文庫)、『本人伝説』(文春文庫)他多数。
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和田誠の「ピース」の広告を見て、「こういう絵を描く人になりたい」と思った少年は受験に失敗し、就職にも失敗しながらも、美学校を出て、『ガロ』の編集長を経験しつつ、憧れだった和田誠に会い、大好きだった水木しげる、衝撃を与えた横尾忠則にも会う。先生赤瀬川源平ほか、林静一、佐々木マキ、安西水丸、湯村輝彦らと出会い、イラストレーションという言葉が全盛だった時代に生きた記録を、わかりやすくユーモアあふれる文体でつづる。彼らの作品を模写したイラスト、カラー60点、モノクロ30点を収録する。
1 小6から中3まで―1959‐1962(私はデザイナー志望の小6だった
私はこのようにしてデザイナー志望者となった ほか)
2 工芸高校と浪人時代―1964‐1968(高校時代、ついに和田誠さんに出会った
新しい雑誌が新しい才能を用意する ほか)
3 美学校時代―1969‐1970(美学校(無試験)に入学する
木村先生の授業 ほか)
4 『ガロ』編集者時代―1972‐1980(雑誌『話の特集』の意味
元祖ヘタうま ほか)
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