君塚直隆
( きみづか・なおたか )君塚 直隆(きみづか・なおたか):1967年、東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒業。英国オックスフォード大学セント・アントニーズ・コレッジ留学。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(史学)。専攻はイギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史。現在、関東学院大学国際文化学部教授。著書に『ヴィクトリア女王』『立憲君主制の現在』『ヨーロッパ近代史』『エリザベス女王』『女王陛下の影法師』『貴族とは何か』など多数。
loading...
英国秘書官を通してみるイギリス近現代史。ジョージ三世からエリザベス二世に至るまで、現代イギリス政治において君主と政府をつなぐ「大黒柱」とも言われる秘書官の歴史を辿りながら、イギリス王室の実像に迫る。ヴィクトリア女王とエリザベス女王の治世を中心に、政党と王室の関係、イギリスにおける君主制の意味にも言及され、政治史として読み応えがあるのはもちろんのこと、秘書官と女王らとの信頼関係や、人となりも見えてきて読み物としても面白い。
序章 秘書官の登場
第1章 女王秘書官職の確立と定着
第2章 二大政党のはざまで
第3章 大衆政治に立脚する君主制
第4章 立憲君主制の光と影
第5章 エリザベス二世の半世紀と秘書官たち
終章 秘書官と二一世紀の君主制
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。