太宰治
( だざい・おさむ )太宰 治(だざい・おさむ):1909年、青森県北津軽郡金木村生まれ。中学の頃より同人誌に習作を発表。旧制弘前高校から東京帝国大学仏文科へ進学、中退。1933年、太宰治の筆名で「列車」を発表。「二十世紀旗手」「女生徒」「富嶽百景」「お伽草子」「ヴィヨンの妻」「斜陽」ほか代表作多数。1948年、筑摩書房の雑誌「展望」にて「人間失格」連載。同年6月、同作最終回の掲載をみることなく、玉川上水に投身。
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本書には、1939(昭和14)年8月から1940(昭和15)年11月にかけて発表された小説25篇、回想・同時代評五篇を収めた。
八十八夜
座興に非ず
美少女
畜犬談
ア、秋
デカダン抗議
おしやれ童子
皮膚と心
春の盗賊
俗天使
兄たち
鴎
女人訓戒
女の決闘
駆込み訴へ
老ハイデルベルヒ
誰も知らぬ
善蔵を思う
走れメロス
古典風
盲人独笑
乞食学生
失敗薗
一燈
リイズ
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