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シリーズ・全集

渡邊二郎著作集 7 ドイツ古典哲学Ⅰ

カントの「物自体」を 「存在そのもの」と捉え、 後の渡邊哲学を予告する

日本の哲学研究をリードし続けた偉大な著者の緻密な考究と真摯な思索の集成。気鋭の卒業論文「カントに於ける反省的判断力とその原理」などを収録。解題・高山守

定価

8,580

(10%税込)
ISBN

978-4-480-75267-3

Cコード

0310

整理番号

2011/04/25

判型

A5判

ページ数

608

解説

内容紹介

カントの「物自体」を「存在そのもの」と捉え、後の渡邊哲学を予告する。

目次

1 カント研究(カントに於ける反省的判断力とその原理
カント『実践理性批判』解説 ほか)
2 フィヒテ研究(フィヒテにおける光と生命
フィヒテの方法的意識と知的直観 ほか)
3 ドイツ哲学の系譜(現代の思想的状況
西洋思想からみた秩序と混沌 ほか)
4 哲学史考(西洋哲学史の再構築に向けた方法論的序説
『西洋哲学史観と時代区分』まえがき ほか)

著作者プロフィール

渡邊二郎

( わたなべ・じろう )

昭和6-平成20年。東京大学文学部哲学科卒業。同大学文学博士。東京大学文学部教授、放送大学教授等を歴任。実存主義、解釈学、フッサール、ハイデッガー等について著書多数。訳書にフッサール『イデーンⅠ-1・2』、『イデーンⅢ』、ハイデッガー『存在と時間』(共訳)等がある。『渡邊二郎著作集』全12巻(筑摩書房)が刊行されている。

久保陽一

( くぼ・よういち)

1943年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。現在、駒澤大学教授。文学博士。専門はドイツ観念論。著書に『生と認識 超越論的観念論の展開』(知泉書館)、『ヘーゲル論理学の基底』(創文社)、『初期ヘーゲル哲学研究』(東京大学出版会)など、訳書にヘーゲル『信仰と知』(公論社)などがある。

榊原哲也

( さかきばら・てつや)

1958年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授(哲学研究室)。現象学・解釈学・実存哲学に関する歴史的・体系的研究を行っている。また、看護やケア一般に関する質的研究法の一つである「現象学的アプローチ」から「ケアの現象学」を立ち上げる試みも行っている。主著に『フッサール現象学の生成――方法の成立と展開』(東京大学出版会、2009年)がある。

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