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単行本

日本人は何を捨ててきたのか

——思想家・鶴見俊輔の肉声

3・11以後を 私たちは どう生きるか――

明治に造られた「日本という樽の船」は、よくできた「樽」だったが、やがて「個人」を閉じ込める「檻」になりかわった。二一世紀の海をゆく「船」はあるのか?

定価

2,420

(10%税込)
ISBN

978-4-480-85797-2

Cコード

0036

整理番号

2011/08/08

判型

四六判

ページ数

288

解説

内容紹介

19世紀後半、私たちの先輩は、世界を航行するため「日本という樽の船」をつくった。それはよくできた「樽」だった。しかし、やがて日本人の「個人」を閉じ込める「檻」になりかわった。では、21世紀の海をゆく「船」は?3・11以後を私たちはどう生きるか―。

目次

第1章 日本人は何を捨ててきたのか(近代日本が見失ったもの(戦後日本の「近代化」について
戦中の自分を何が支えたか ほか)
戦後体験と転向研究(ドイツ語通訳として封鎖船に乗る
「この戦争は負ける」 ほか))
第2章 日本の退廃を止めるもの(変わらない日本人の心(「一番病」
劣等生を重んじる態度 ほか)
日本人の未来像(「庶民」とは何か
「知識人」への疑い ほか))

著作者プロフィール

鶴見俊輔

( つるみ・しゅんすけ )

1922-2015年。哲学者。1942年、ハーヴァード大学哲学科卒。46年、丸山眞男らと「思想の科学」を創刊。65年、小田実らとベ平連を結成。2004年、大江健三郎らと「九条の会」呼びかけ人となる。著書に『アメリカ哲学』『限界芸術論』『アメノウズメ伝』などのほか、エッセイ、共著など多数。『鶴見俊輔集』全17巻もある。

関川夏央

( せきかわ・なつお )

作家、評論家。1949年、新潟県生まれ。主な著書に『海峡を越えたホームラン』、『昭和が明るかった頃』『子規、最後の八年』など多数。

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