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ちくま文庫

ねぼけ人生 <新装版>

定価

638

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03499-1

Cコード

0179

整理番号

-4-1

1999/07/22

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

陽気な落第生だった少年時代、ラバウルで死の淵をさまよい片腕を失った戦争の時代、赤貧のなかで紙芝居や貸本マンガを描き続けた戦後、そして突然訪れた「鬼太郎」と妖怪ブームの中で締め切りに終われる日々。波爛万丈の人生を、楽天的に生きぬいてきた、したたかな日本土人・水木しげるの面白く、ちょっぴり哀しい半生の記録。

目次

1 落第(先祖のこと、家族のこと
のんのんばあと妖怪たち
死と霊におびえる ほか)
2 戦争(兵役につき、ラバウルへ
決死隊に入れられる
爆撃で片腕を失う ほか)
3 貧乏(紙芝居作者となる
壊滅状態の紙芝居業界
貸本マンガで苦闘する ほか)
4 多忙(貧乏神が去り、福の神が来る
変わったアシスタントたち
多忙地獄の中で ほか)

著作者プロフィール

水木しげる

( みずき・しげる )

水木 しげる(みずき・しげる):1922年鳥取県境港市出身。太平洋戦争に従軍し、戦地で左腕を失う。戦後、魚屋、輪タク屋、アパート経営などを経て紙芝居を描き始めたのち漫画家に転じる。講談社児童まんが賞、日本漫画家協会賞文部大臣賞、仏アングレーム国際漫画祭最優秀作品賞ほか受賞歴多数。91年紫綬褒章、2010年文化功労者。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』『総員玉砕せよ!』『日本妖怪大全』などがある。15年逝去。

この本への感想

最高の本です。この1冊で水木しげるさんのことをほとんど、知ることが出来ます。幼年期から戦争体験、まずしい貸し本漫画家時代、結婚、鬼太郎が売れてからの現代にいたるまで・・・。文章全体がとてもすばらしく、笑い所も沢山あり、何度も声を出して笑いました。そして勇気と元気がもらえる本です。今までの人生観が変わり、とても前向きな気持ちになれました。悩んだり苦しんでいる人に是非進めたい1冊です。

かな

さん
update: 2007/04/27

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